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ホーム›金華日々徒然› 金華の暮らし徒然リレートーク › 「松山町のささやかな取組み」林 憲和 金華自治会連合会副会長 第1ブロック長、松山町自治会長
第1ブロック長 松山町自治会長
林 憲和
松山町は金華山山麓の七曲登山道・ドライブウエイ界隈にあります。「国盗り物語」によれば、長井規秀(後の斎藤道三)当時の主、長井長弘が住んでいたところと言われています。
また、一説によると長井規秀(後の斎藤道三)が、長井家を亡き者にした後に住んでいたということも云われています。しかしながら、旧名は藤右衛門洞と言われており、これは津田藤右衛門のことで、津田家屋敷があったのかもしれません。
遠来の友人が、遊びに来て我が家に泊まることがあると、「まるで別荘地だなあ」と感心されたり、岐阜市郊外の知人が来ても「街中にこんな自然に恵まれたところがあるもんだなあ」と感嘆しきりであります。
ちょうど今頃の初春時には、我が家の庭に尉鶲(ジョウビタキ)やメジロ、鶯が飛来し、我がもの顔で木々を飛び回り遊んでいます。ドライブウエイは春夏秋冬、四季折々その自然の素晴らしさを楽しませてくれ、今時分は、万作の黄色い花がほころび、春の到来を告げ、これから更に桜、もみじの新緑と続く景色は、まさに宝石箱のようであります。一宮や名古屋からも登山に来る由であります。
そんな自然の営みの中、人の営みもある意味、自然現象として人口減を迎えています。今の夕陽ヶ丘県営住宅の地にはかつて県の消防学校、その昔は警察学校があり、広大なグランドでありました。私が小学校低学年の時には、4地区のみで大運動会が催されていました。まだ瞼に焼き付いているほど活気が熱気があふれるものでありました。各町内単位で子供会がバス旅行に出かけていた時代です。
時代が移り変わり、現在では各町内では子ども会が維持できず、地区内合同で子供会を組織しているそうであります。昨年に安宅車奉曳事業を担当した折、2地区4地区合同で約260軒ありました。調べてみると、その8年前が約350軒、16年前が約430軒と世帯数が8年毎におよそ100軒ずつ減少していることがわかり、大変驚いたものであります。
少子高齢化は、時代の趨勢であり、さらに地震、水害等の自然災害も必須と言われています。これらはある意味、予測、想定されているものであります。必ず来る。そして我々には、まだ策を講じる時間がある。ならば事前に策を講じればよいということになります。それは、まさに「今でしょう」。しかし、タイムリミット、ギリギリです。
そのような認識のもと、我々には何ができるのか、我々は何をするのか、という視点に立って自治会の運営にあたることが肝要ではないでしょうか。決して完璧な解決策があるわけではなく、一歩一歩でよいので、できることから、無理のない範囲で取り組むほかはないと考える次第です。
そして、つくづく思うことは、この全国的あるいは地球規模の課題である少子高齢化と災害に対する地域の課題対策への取組みこそは、長年社会で培ってきた経験と見識や英知を結集して取組むに値する大問題であり、これぞ人生最大の課題、難局であるということであります。
我々は何のために長年にわたり社会で苦労し、大いに現場でデスクで学んできたのでありましょうか。この金華の地で生まれ、あるいは育まれ、そして終の棲家となるこの金華の地において、その未来の為にも自分自身の人生の集大成として、直面する難問山積の地域課題解決への取組みは、最後のご奉公、地元への恩返しとして決して避けて通れぬものではないでしょうか。それこそが自治会活動であり、地域活動であると強く思いを致す今日この頃であります。
我々の人生最後の務めとして、この人生最大の課題解決のために共に手を携えてチャレンジしようではありませんか。皆さんのご理解とご協力を切にお願い申し上げる次第であります。
松山町自治会長を務めるにあたって
この町で生まれ、この町に住み、この町で生きる。更に絆を深め、もっと喜びと誇りをもてる町にするために、みんなで一緒にこの松山町を楽しみながら盛り上げて行きましょう。
◎このまちで生きる「よろこび」と「ほこり」を味わいたい。
→松山町の、金華の「絆」が深まる
◎このまちを創る「よろこび」と「ほこり」を味わいたい。
→松山町の、金華の「活力」が生まれる
◎神は細部に宿る。(ミーズ・ファンデル・ローェ)
→我々の取組は、ささやかな取り組みではあるが。
◎松山町・金華のまちづくりは、人づくり
→国づくり。
◎再び、自助・共助・互助・公助の成立つまちに
→国に。
毎年5・6回実施。講師陣は以下の通り。
歴史博物館館長、岐阜県博物館副館長、岐阜中署、岐阜市消防署、岐阜市都市防災課、岐阜中北包括支援センター、岐阜市社会福祉協議会地域コーディネーター、岐阜市中健康センター、音楽会、落語会等々
金華地区の諸団体の紹介や松山町の家族世帯紹介
年に数回実施して、近況報告等を行いコミュニケーションを深める。