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ホーム›金華日々徒然› 岐阜中央中学校・PTA › 「感動! 岐阜中央中野球部」政井裕司 前岐阜中央中学校長
平成二十九年七月三日
七月一日の土曜日、福光市民球場で野球部の中体連大会が行われました。雨の心配もしましたが、試合の始まる午後一時過ぎからはすっかりよい天気になりました。
あまりしっかりと覚えているわけではありませんが、緊張と興奮の連続のすばらしい試合でした。
一回から四回までは岐阜中央中野球部、対戦相手であるK中野球部ともにミスのないしまった試合でした。スコアもお互いに「0」が並びます。K中学のエースピッチャーはなかなかよいボールを投げます。本校の選手も、しっかりバットを振っていますがなかなかよい当たりが出ません。もちろん本校の先発エースも簡単には点を取られませんでした。五回に入るとき、電話の着信がありちょっと席をはずしました。その後、席に戻り驚きました。五回の表、本校の攻撃中です。なんと2点が入っています。(見逃した!)そして五回の裏は見事0点に押さえました。よし、いける!
六回の表、本校は0点でした。その裏のことです。本校のエースも疲れてきました。一球投げる度に大きな声を上げて気合いを入れています。スタンドから見て、すでに立っているだけでも大変なことなのだろうと思うくらいの様子です。本校はここでリリーフ投手を送ります。このとき、確かノーアウト満塁のピンチだったと思います。リリーフ投手はよいボールを投げていたと思いますが、相手選手も必死です。ここで、なんと走者一掃の二塁打を打たれました。スコアは2対3です。その後本校は、3人目のリリーフ投手を送ります。このときは、ツーアウト満塁であったと思います。球筋が揃わないうちに四球となり押し出しの一点を与えます。それでもなんとか次のバッターをファーストフライに打ち取りチェンジとなりました。
悪夢のような六回裏でした。2点取ったときに「勝利はもらった!」と思っていたからです。2点リードの五回表から、2対4と2点リードされた七回表になりました。最終回です。このままいくのかなぁと少し弱気になりました。
しかし、本校野球部は粘ります。諦めません。七回表の攻撃で1アウト、一塁、二塁と走者を残します。相手のピッチャーも交代です。両チームとも総力戦です。この後、四球もあり本校は満塁のチャンスです。この好機にバッターボックスは四番です。ベンチやスタンドの期待は大きくなり、声援が飛びます。カーン!(軟式ボールですがここは“カーン!”です)さすが本校の四番です。三塁打を放ち、スコアは逆転!「5対4」です。思わず右手拳を突き上げました。七回裏再度リリーフに立ったピッチャーが見事0点に押さえ試合終了!選手、応援団が一つになった感動の試合でした。
この試合には、毎回ファウルボールを取りに行き審判に渡す仕事や、キャッチャーの準備ができるまで代役でボールを受ける選手がいること。スタンドで声を出し続けた部員が出場していたことも忘れてはいけません。私たちの心に残るすばらしい試合でした。諦めない心が勝因の一つだと思います。すてきな試合をありがとう!
前岐阜中央中学校長 政井 裕司